令和5年10月28日に、福祉啓発講演会「依存症と共に ~誰もが住みやすい地域づくりを目指して~」を開催いたしました。
一般社団法人神戸ダルクヴィレッジ代表理事の梅田靖規氏をお招きし、
ご自身の体験を踏まえながら、薬物依存に関するお話をしていただきました。
世間一般的に、違法薬物は「怖い人がするもの」と思われていますが、
真面目な人や意思が強い人、優しい人など、
ごく普通の方でも手を染めてしまうそうです。
彼らの再出発には地域や社会で孤立しないことが大切なのだと話されていました。
ダルクでは、薬物依存症の方を支援されていますが、
梅田氏と同じように利用者から支援者側になって
再出発をサポートしている職員が多くいらっしゃるそうです。
同じ境遇の仲間に寄り添い、依存症から回復できることを自らの姿勢で
示されていることに非常に心を打たれました。
誰もが住みやすい地域になればと改めて感じる講演会でした。