当センターえがおの窓口では毎月、学習会を行なっている。内容は、ケース記録の書き方だったり、メンバーがよそで受講した研修の伝達研修だったりする。
12月は先月、社協在宅支援課主催のヒューマンエラー研修の伝達研修を行なった。研修では、確認行為が大切なこと、一人で判断せず皆に相談する、基本に返り、落ち着いて視点を変えて客観視することが大切だと言われた。なるほど、全くその通り!
そして最後に3分間テスト用紙が配られた。あまり時間がないのだけど…と前置きがある中、メンバーは一斉に問題に取り掛かる。ヘェ、数字に丸ね。引っかけ問題かしら?この問題の数字にも丸を入れておこう。え〜、掛け算なんて久しぶり。これでよかったっけ…なんだかデイサービスのドリルみたい。自分の名前を大きな声で言いなさいって…ちょっと恥ずかしいけど「⚫️⚫️⚫️⚫️」大声で言ってみた。私の後にもう一人、すこし遠慮気味の声で名前を言う。が、その後は誰も言わない。皆、恥ずかしがっては駄目。馬鹿をやる時は真剣に馬鹿やらないと面白くないよ…と思いつつ問題をこなしていく。最後の問題になった。問いの2番だけをやりなさい。えっ?どういうこと?意味がわからず読み返して見る。あーっ、一番はじめに「まず問題を全部読みなさい」と書いてある。それも読んだはずなのに…のに、素通りしていた。
結局、筆算したり自分の名前を名乗る必要はなかったのだ。目の前に問いかけられれば、直ぐにそれを解こうとする。自分のそそっかしいところを皆に露呈したことになった。それは子供の頃から変わらない。進歩していなと言う事か。この問題の意図をきちんと理解した上で、一番冷静に対応したのは血液型がB型の整理上手なメンバーだった。先月、本部で受講したメンバーから⚫️⚫️課長が、名前言っていたと聞いて、ほくそ笑んだ。親しみが湧くと言うものだ。ちなみにうちの所長は、先に全部読めと書いてあったでしょうと涼しい顔で言う。足りないところを補い合って、忙しい時こそ声に出して、落ち着いてヒューエラーを無くしたい。来年も頑張ろう。