ラブ・リングコウベ

地下鉄西神中央駅から北、明石川を越えた辺りにある西区和田地区。そこで開催されている「遊楽会給食会」へ行ってきました。

この給食会が始まったのは３年前。西区ではじめて老人会の役員が中心となってボランティアグループを立ち上げ、始まった給食会で、昨年から始まった隣の養田（ようだ）地区の給食会もこの給食会を参考にされたそうです。

この会の成り立ちを、遊楽会会長の奥井さんに伺いました。「本来なら私ら老人会は参加する立場。でも私たちは『自分らの集落は自分らでみる』という思いから、高齢者みんなが集まれる会は何が良いかアンケートを取りました。その結果、食事会を希望する声が多かったのでこの会を始めることにしました。しかしどうやって進めていくのか、せっかく開催するなら『健康づくり』と『ストレス発散』を満たす会にしたい、など試行錯誤のうえ今のかたちになりました。」

食事はお弁当を使い、お汁を付けて出しています。食事の後のレクリエーションには力を入れており、普段から農作業をしている方が多いため体操より話を聞くことに重きを置いて、玉津の県立総合リハビリテーションセンターから職員を呼んでの健康講座など「地域全員でいつまでも健康に」を目指しています。

給食会にお邪魔したこの日も、近所にある「アルカ薬局」から薬剤師と管理栄養士を招き、健康を保つ栄養の摂り方や血流検査などを行いました。参加者の皆さんはご自分の食事や薬などについて多くの質問が飛び交い、健康についての関心の高さを感じました。

会場である公民館には車に相乗りで来られたり、ご近所同士のかかわりがとても強くお互いの支え合いでできているこの給食会。これからも「地域全員で健康に」を応援しています！