2018.09.26
市内各地で行われているふれあい給食を灘南部地区でも、地域のひとりぐらし高齢者のために給食会をやってみたいと考えていました。場所は灘南部自治会館が使えましたが、和室に段差や床の間がありとても狭く、給食会ができる場所ではなかったといいます。 平成22年に神戸市の「神戸市地域集会所新築等の補助」を受け、畳の部屋をバリアフリーで土足のまま入れるように改修。平成23年10月、ようやく念願の給食会を始めることができました。スタッフは全員民生委員・児童委員さん。自分達が把握しているひとりぐらしの高齢者に声をかけ、24名が入れる部屋はあっという間に満員になりました。 給食会は副会長の「季節のお話」で始まります。このお話を楽しみにされている方ばかりで、軽妙なおしゃべりが参加者の笑いを誘います。いよいよお待ちかねのお食事。おいしいご飯に自然とおとなり同士で話がはずみます。「毎月この会を楽しみにしてるのよ!」「スタッフの方がすごく良くしてくれる」「本当にありがたい」と参加者から喜びの声が多く聞かれました。 食後には挽き立てのコーヒーとレクリエーション。少しでも季節を感じてもらおうと机には季節の花が飾られ、細かい配慮も参加者が喜ぶ理由のひとつです。「これだけ喜ばれると、作ってる私達もうれしいんですよ」と会長。スタッフの皆さんが、部屋や厨房にも工夫をこらし、和気あいあいと、楽しい給食会を実施されているのは素晴らしいと思います。このような活動がいろんな地域に広がっていけばいいですね。給食会や居場所づくりに取り組んでみたい方は、お住まいの区の社会福祉協議会かあんしんすこやかセンターへご相談ください。
|