地域の活動紹介

兵庫区「平成30年度 ハートン地域会議」が開催されました

2018.08.02

 例年にない猛暑の7月17日、兵庫区で友愛訪問ボランティアさんと兵庫区みまもり応援団との交流会「平成30年ハートン地域会議」が運南西地区で開催されました。(※「ハートン」は兵庫区のマスコットキャラクターです。)

 会議では、兵庫区独自の制度「ハートンあんしん登録制度」の現状について、浜山あんしんすこやかセンター原さんから報告がありました。「ハートンあんしん登録制度」とは、将来への不安(孤独死や認知症など)のある兵庫区の高齢者が、事前に区に登録をすることで、行方不明になったときなどに、できるだけ早く発見できるようにする仕組みです。登録者には連絡先が書かれたキーホルダーとカードが配られ、区役所、警察が協力し取組むものです。

また、他の独自制度として「兵庫区みまもり応援団」があります。地域の事業者(お店)・団体、関係機関などの皆さんが、日常の生活や仕事の中でなんとなく気になる高齢者を何気なく目配りし、ゆるやかに見守る仕組みです。

報告の中で、ある地区ではあんしん登録制度の登録者数は456人。うち介護保険認定のない方が67%を占め、地域での高齢化に対する備えの関心の高さがうかがえました。

報告の後は情報交換を行いました。実際にキーホルダーを持った人をみまもり応援団の方が保護したケースなど、あらゆる機関・団体が地域全体で高齢者を見守っていく「地元パワー」あふれる情報交換でした。

制度を作るだけでなくそれを活かしていくために、いろんな方々が協力する。そんな住民同士が見守り見守られる街づくりが続いていくよう願っています。