2018.11.14
「来たよ~」「いらっしゃい、元気そうやねえ~」
市営地下鉄上沢駅のすぐ近くにあるサービス付き高齢者住宅「そんぽの家S神戸上沢」の6階の一室を利用して、この9月から活動が始まった「ふれあい喫茶 よりみち」は、お客さんとスタッフのこんなやり取りから始まります。
活動しているのは「ボランティアグループ絆」のメンバー。以前は市営住宅の集会所を利用して活動していましたが、住宅の事情により新しく「よりみち」を開設しました。お客さんは、サービス付き高齢者住宅の居住者と、周辺にお住いの高齢者が約半々。低額の参加費でコーヒーや紅茶、ランチを提供しながら、お客さんとの交流に力を入れています。
コトの始まりは、喫茶活動の会場を探していたグループと、空き室を地域福祉活動に提供したいと考えた「そんぽの家S神戸上沢」の思惑が一致、兵庫区社会福祉協議会の生活支援コーディネーターが仲立ちとなって、駅チカ、サービス付き高齢者住宅6階で地域ボランティアが運営するユニークな地域の居場所「よりみち」が実現しました。
「ボランティアグループ絆」代表の宮崎さん、スタッフの武内さんは「参加者同士の交流をもっと盛んにしたい」「メニューをもっと工夫したい」「カラオケなどもできたら…」など、これからの展望を熱っぽく語り、唯一の男性スタッフ加賀瀬さんは配膳よりもお客さんとのおしゃべりに精を出していました。
誰もが集える地域の居場所は増えていますが、これまでのカタチにとらわれないユニークな取り組みが今後一層、増えてゆくことでしょう。