2022.01.04
この度、福祉教育に関する新たな取組として、神戸市立六甲アイランド高校と神戸市立須磨翔風高校にて、「未来言語ダンジョン」を実施しました。
「未来言語ダンジョン」では、「すべての人がコミュニケーション可能な未来をつくる」というコンセプトのもと生み出されたツールです。参加者は「見ない」「聞かない」「話さない」役割に分かれて、お互いに協力しながら意思疎通を図りお題のクリアを目指します。
普段は当たり前のように考えていたことが制限され、どうすればいいのか戸惑う生徒たち。次第に、「見えへんからシーンってなるとどうなっているかわからん。声で教えて!」「この子は音が聞こえへんからジェスチャーで!」とゲーム中に得られた気付きやひらめきをもとに工夫を重ね、中には難問をクリアするチームも見られました。
体験を終えた生徒たちからは、「相手の気持ちを考えるための良い経験になった」や「地域の中にもこうした障がいを抱えている人がいるので、みんなが暮らしやすいよう自分がどうしたらいいか考えたい」といった感想が聞かれました。
いつもと違うコミュニケーションにもどかしさや戸惑いを感じながらも、その体験から他者の立場に立って考えることや配慮することの大切さを学んでいただけたようです。
話せないならジェスチャーで!相手に伝わって思わず👍
”触れる”ことも思いを伝える方法のひとつ。