2022.02.25
普段お一人でお過ごしの高齢者等を対象に、地域の集会所等でふれあい給食会(食事会)が実施されており、垂水区内では現在36グループが活動されています。
舞子エリアの「ひとりぐらし高齢者給食部会」は、民生委員の方々が運営されており、地域の高齢者の方々の健康を第一に考え、現在はご自宅までお弁当を届ける配食形式で実施されています。
高齢者の皆さんが季節を感じられるようにと、メンバーの皆さんで毎回メニューを考えられています。この日は、舞子エリアのお寿司屋さんで注文されたちらし寿司と、今年の干支にちなんだ寅のイラストが描かれた甘納豆。約100名分のお弁当等を、高齢者の皆様にお届けできるよう、朝からメンバーの自宅に集まり、袋詰め等の準備を行いました。
そして、準備が終わった頃に他のメンバーの皆さんが続々とお弁当を取りに来られます。坂道が多いエリアでは、徒歩での配食が難しいため、車やバイクで高齢者のご自宅まで運ばれるメンバーさんも。皆さん、両手にたくさんのお弁当を抱えながらではありましたが、とびきりの笑顔で配食に行かれているのが印象的でした。
この日、あるエリアで配食されているところにご一緒させていただきました。
「こんにちはー。民生委員です。お弁当をお届けに上がりました!」と元気に民生委員さんがご挨拶されると、皆さん心待ちにしておられる様子で玄関に出て来られました。
お弁当をお渡された後は、民生委員さんが体調のこと、最近あった出来事等、お一人ずつその方に合わせた内容で丁寧にお声掛けをされていました。
高齢者の方々はお弁当も楽しみにされていましたが、それ以上に民生委員の方々とお話する時間も大事にされている様子でした。訪問させていただいた高齢者の方の「いつも民生委員さんには良くして頂いて、本当に助かっています。気にかけてもらっているというのは本当に安心です。」という言葉が印象的でした。
この活動で、民生委員さんはお弁当をお届けされるだけでなく、高齢者の方々に温もりと笑顔もお届けされているのだなと思いました。
長引くコロナ禍で外出制限がされる中、このような活動は、高齢者の方々の見守りの機会になっています。新しい生活様式を保ちながら、少しずつ再開されている地域活動を今後も区社協は応援します!