2019.01.04
北区社会福祉協議会における地域の活動をご紹介します。
君影地区では近隣スーパーが閉店し、地域住民から「近くで買い物ができるところがなくなり困っている」「以前まではスーパーで顔を合わせて挨拶やおしゃべりもしていたが、その機会も少なくなってしまった。近所の方との交流の場がもっとあればいいなぁ」という声が寄せられていました。身近なところで買い物もでき、ご近所の方と顔を合わせる機会をつくることができればよいのではないかと考え、区社協より「きたベジねっと」による野菜販売会を紹介したところ、君影地区にも来てほしいと要望があり、あんしんすこやかセンターと協力して会をスタートすることになりました。
「きたベジねっと」の農作物は、ひよどり台のふれあい給食会や小部地域福祉センターの集い場などでも出張販売がおこなわれています。君影地区での販売は、障がい者施設「清心ホーム」の利用者の方と職員にお願いしました。
北区では11か所の障がい者就労支援事業所が手を組み、「きたベジねっと」という名称で農業と福祉の連携事業に取り組んでいます。農家から請け負った田畑で農作物の生産や加工・販売をおこない、障がい者の就労支援や農業の担い手不足などの課題解決につなげています。
11月1日(木)に、第1回目として君影町4・5丁目自治会館での手芸喫茶のあとに販売をおこないました。
約40名の方が来られ、北区の淡河町などで生産された新鮮な野菜は大人気であっという間に完売しました。販売を通じて障がい者の方と地域住民との交流の場にもなっています。
住民の方は「歩いて身近に行ける距離で新鮮な野菜を購入できるのは嬉しい」「ここに来ることで久しぶりに会えた方もいて、お話できて楽しかった」と言われており、今後も地域の新たな買い物場所として定着するようあんしんすこやかセンターとともに支援していきます。