2018.06.20
毎月第2水曜日。元気な歌声が本多聞地域福祉センターから聞こえてきます。梅雨の晴れ間のこの日、垂水区のコミュニティ・カフェ レインボー マム(代表 中節子(なかせつこ)さん)が開く「歌声喫茶」に行ってきました。 地域の居場所を作ろうと、ボランティアがあつまり介護予防カフェを始めたのが3年前。当初は出演ボランティアによる演芸などを見る喫茶でしたが、「自分達も歌いたい!」という要望が参加者から出され、「歌声喫茶」に変更してからもう2年になりました。参加を呼びかけるチラシや近所への声かけから始まって、当初17名の参加者がこの日は50人近くの方が集まりました。スタッフもご近所のボランティアや「生活支援・介護予防サポーター養成講座」修了生を垂水区社会福祉協議会が紹介するなどして確保しています。 ピアノの生演奏でうたう歌は、毎月季節感のある曲を選び、後のお茶の時間は近くの方どうしで話に花が咲きます。この地域は40年以上前に入居が始まった住宅地で参加者にはおひとり暮らしの方も多く、おしゃべりや歌など「声が出せる」ことを心待ちにしている方も多いとのこと。 レインボー マム代表の中さんは「参加者の意見で内容を変えてきた、皆さんと一緒に作っている喫茶です。皆さんもこの喫茶をとても大事にしてくれています。」と語ってくれました。スタッフと参加者、お互いの生活の中で大事な場所、それがこの「歌声喫茶」です。 「これからも参加者の声を聞いて、できる限り要望を受け止めて内容を考えていきたい。今後ますますこういった『居場所』が重要になってくると思います。」と中さん。最近はご近所だけでなく遠方からの参加も多くなってきたとのことで、「居場所」の必要性・重要性が高まっています。 「レインボー マム」のみなさん、これからも地域のみなさんのために元気で楽しい喫茶を続けてくださいね!
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