2022.01.06
様々な障がいを知り、ふだんの生活のなかで困っている人にちょっとした手助けや気配りができる人が増えるように、思いやり・譲り合い・助け合いの心を育む神戸の市民運動「ふれあいのまちKOBE・愛の輪運動」の一環として、障がいサポーター養成講座を開催しています。
11/19(金)は、初の取組みとして、北区自立支援協議会 くらし部会と協働し、市内の高校3年生(「社会福祉実習」選択者)の授業で障害理解・ボッチャ交流を行いました。
当日は、高校生9名、障害当事者(知的・精神)7名、事業所職員7名が参加し、和気あいあいと交流を深めました。
①DVD・ハンドブックでの障害理解
②当事者によるくらしの発表
③自己紹介・アイスブレイク(名前・好きな食べ物)
④ボッチャ交流
受講した生徒からは、以下のような感想をいただきました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①DVD・ハンドブックでの障害理解:
・様々な障がいの種類や特徴について丁寧に解説されていて、目に見えない障がいも多いことが分かった。
・障がいを持っている持っていない関係なく「共に生きている」ので、困っている人がいたらどう困っているかを観察して声をかける、その人にあった手助けをする、周りに配慮するなど、勇気を持って自分のできる行動をしようと思った。
②当事者によるくらしの発表:
・普通に働いたり、グループホームで自分の家のようにのびのびと過ごしたり、休日にはお出かけや趣味をしたりなど、実際の日常生活の様子を本人のお話で知ることができた。
・私たちの生活と変わらない部分も多く、障害を持っていても人それぞれできることもあり、社会に貢献できる場所があることを知り、障害者のイメージが良い方向に変わった。
④ボッチャ交流:
・普段、関わる機会のない、知的・精神障害者の方たちと、実際にコミュニケーションをとるのは緊張したけど、一緒にボッチャを楽しむ笑顔を見ながら打ち解けて会話することができた。
(※文字数の関係上、文章を一部変更させていただいております。)
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今後も共に支え合う社会を身近に感じ、日常の行動につなげられるように、様々な団体にもご協力いただきながら、理解・啓発を推進してまいります。
<当事者によるくらしの紹介>
当事者2名それぞれに、ご自身の障害や普段の生活・お仕事・休日の様子、がんばっていること、
しんどいこと、夢や目標など、写真やスライドを使い、お話しいただきました。
<自己紹介・アイスブレイク>
高校生と障害当事者の方が輪になり、一人ずつ「名前・好きな食べ物」を共有し、打ち解けました。
<ボッチャ交流>
高校生と障害当事者の方がチームとなり、ボッチャ交流を行いました。
途中からは、「力いれすぎかな?」「あの赤ボールにあてよう!」等、お互いに作戦を立てながら、一緒にボッチャを楽しみました。