2019.12.03
いま、地域のいろいろな場所で広がっている「居場所」づくり。居場所にはコミュニティの活性化や、高齢で一人住まいをされている方への見守り、同じ悩みや不安を抱える方々の情報交換の場など様々な効果が期待されており、社会福祉協議会もその活性化を推進しています。
その中で、近年『男性』に焦点を当てた居場所づくりが増えています。退職後に男性が気軽に集まり話せる居場所、趣味や新たな特技を身に付けた男性が活躍する居場所など、その種類は様々。そこで、兵庫区社会福祉協議会は『男の居場所サミット』と題し、新しくなった兵庫区総合庁舎2階のみなとがわホールで、男性が関わる居場所について、実践報告と情報交換会を開催しました。
実践報告では、兵庫区内で活動する方が2組、東灘区と垂水区で活動する方がそれぞれ1組、合計4組の事例(①平野おとこネットワーク:兵庫区の平野地域で男性が多方面に活躍するゆる~い会 ②みんなの食堂「なかみち・こみち」:子ども食堂と多世代交流の拠点 ③東灘マスターズの会:50歳以上の男性を対象とした学びと仲間づくりの場 ④NPO法人ワトワーズ多聞台:垂水区多聞台地域の活性化、高齢者の生活支援等)を紹介いただきました。登壇されたみなさんは話にどんどん熱が入ってくるあまり、予定していた時間を大幅に超過。しかし、コーディネーターを務めたmottoひょうご事務局長の栗木さんから「それでいいんです!自分たちのやっていること、どんどん喋ってください!!」と後押し。笑いも交えながら、参加者のみなさんは真剣なまなざしで発表を聞かれていました。
情報交換会では、3人1組になりひざを突き合わせてお互いの活動や興味のあることを共有し合いました。「仕事人間だった自分がいきなり地域に出るのはハードルが高い…」、「釣りが趣味なんだけど、居場所に応用できるだろうか?」など、様々な声が聞こえてきました。
男性の地域参加をちょっとだけ後押し、サミットに参加されたみなさんに何らかのヒントを持ち帰っていただければうれしく思います。